失業保険の認定日にハローワークへ行けない場合はどうする?

失業保険の認定日にハローワークへ行けない場合はどうする? 失業保険(雇用保険)の基礎知識
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失業保険は、失業認定日にハローワークで所定の手続きを行うことによって支給されます。ではうっかり手続きを忘れていた場合、どのようになるのでしょうか。

この記事では失業保険の認定手続きと、どうしても認定日にハローワークへ行けない時にどのようにすればいいのか解説します。

失業保険の認定を受けなければ基本手当を受給できない

失業の認定は、7日間の待期期間終了後に行われ、その後は4週間に1回行われます。この失業認定日には必ず本人がハローワークへ行って「失業認定申告書」を提出し、認定日の前日までの間、「失業中である」という認定を受ける必要があります。

万が一、認定日を忘れてハローワークへ行くことができなかった場合、失業保険の基本手当を受給することはできません。後から請求することもできず、受給額が減るだけになるので必ず認定日にはハローワークへ行きましょう。

病気などが理由で、どうしてもハローワークへ行けない場合は事前にハローワークへ連絡して職員の指示を受けてください。理由によっては失業認定日を変更することができます。

失業認定には就職活動の実績が必要

失業認定には就職活動の実績を報告する必要があります。何も実績がない人に失業保険は支給されません。

失業保険は「就職する意思があるけれど仕事が見つかっていない」人を対象に支給されるものです。就職活動をしておらず、就職する意思がないと判断される人は「失業中である」とは言えないため、失業認定を受けられません。必ず次の失業認定日までに就職活動を行いましょう。

就職活動として認められるもの

ハローワークでの相談や求人への応募、就職セミナーへの参加などが就職活動として認められます。
また、民間の転職エージェントを利用して求人に応募することも認められます。

つまり具体的な活動を行っていれば就職活動として認められますが、ハローワークのパソコンで求人情報を調べていただけでは就職活動とは認められません。

仮に自分がハローワークの担当者なら、パソコンで求人情報を眺めて「就職活動をした」と主張されても認められないですよね。ハローワークで求人情報を検索することや求人情報誌、新聞、インターネットでの検索、などは就職活動として認められないので注意しましょう。

次のような活動が就職活動にあたりますが、自分で判断がつかない場合は必ずハローワークへ問い合わせしましょう。

  • ハローワークでの相談
  • ハローワークで見つけた求人への応募
  • 転職エージェント等を通じた求人への応募
  • 就職セミナーや講習会への参加
  • 再就職に必要な資格試験の受講

証明書で認定を受けることができる場合

認定日にハローワークへ行けない理由が、次のような理由の場合、証明書の提出で認定を受けることができます。

  • 病気やケガでハローワークへ行けない(14日以内のものに限る)
  • ハローワークの紹介の面接の日が認定日と重なった
  • 台風や天災など避けられない事故で行けない

このような理由が解決した後の最初の認定日に、その理由を記載した証明書(病院の領収書など)を持参して行けばまとめてその期間の認定を受けることができます。

ですが、事前に連絡しておくに越したことはないので、行けない理由が発生した時点でハローワークへ連絡してください。対応した担当者の名前も聞いておくといいでしょう。

失業認定日の変更ができる場合

次のような理由で失業認定日にハローワークへ行けない場合、認定日の変更は可能です。

  • 就職面接、採用試験
  • 本人の病気やケガ
  • 同居の親族の急病による看護
  • 3親等以内の親族の葬儀
  • 本人や一定範囲の親族の結婚式への参加
  • 就職に必要な資格試験の受験

認定日の変更には、その理由となる証明書が必要です。病院の診断書など証明となる書類を用意してください。

認定日にハローワークへ行けない事態が発生した場合、認定日の前日までにハローワークへ連絡しましょう。また、認定日当日の急病など、突然の事態で前日までに連絡することができない場合、まずはハローワークへ連絡しておき、病気が治り次第すぐにハローワークへ行きましょう。

まとめ

認定日にハローワークへ行けない事態になったとしても、このような手続きで失業認定を得られる可能性があります。1円も失業保険をもらうことができないというケースを避けるために、少しでも早く手続きを行ってください。

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