【失業保険の体験談6】失業保険の条件を理解していなかったため、再就職を優先しました

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当サイトの読者の方からいただいた失業保険の体験談を紹介するシリーズ企画です。
今回は失業保険の受給よりも再就職を優先した方の体験談です。

家族の介護のためにも退職を決意しました

当時勤務していた職場の配置転換によって勤務シフトが変更され、それによって家族の介護に割く時間を取ることが困難になりました。当時の私は35歳の誕生日を迎えた直後で、アルバイト勤務から正社員扱いになって約一年経過していましたが、私生活への影響を考慮して退職を決めた次第です。自己都合退職となり、次の職場を見つけるまでの間の生活費を得ようと失業保険の利用手続きを行いました。

自己都合による退職だったので給付制限期間が生じてしまった

当時の私は失業保険に関する知識が乏しく、雇用保険に加入していれば相応の金額が支給されるだろうとあいまいな考えを持っていました。また、そもそもどこでどうやって手続きを行うかすら知らず、退職したその日はインターネットで情報収集に勤しんだことを覚えています。

会社から発行される離職票が必須であることを知りましたが、手元に届いたのは退職してから約二週間ほど経った頃でした。その間は求人雑誌の広告を読み比べていましたが、時間の都合が合致する所が見つからず無収入の状態が続いていました。ようやく届いた離職票を手にハローワークの窓口へ赴きましたが、そこで初めて自己都合退職は手続きを行ってから最初の支給に三か月の制限期間が生じることを知ったのです。

会社都合退職であれば手続きを行ってから約一週間程度で失業保険を受け取ることができますが、私の場合は家族の介護に必要な時間を取ることができないという、自己都合による退職なので給付制限の対象になってしまうと説明されました。

支給される金額は給与の約6割、日数は自己都合退職なので90日でしたが、手続きを行ってから最初の支給日までの三か月間はまったくの無収入の状態になるのでこのままでは生活できないと思いました。仕事探しを行うことには制限は無いものの、支給日以前に再就職が決まった場合は失業保険を受け取ることはできないと注意されました。しかし、生活費を得るためには三か月も待つことはできなかったのも事実です。

当時の私は貯蓄がほとんど無かったので、三か月後の失業保険の支給よりもいますぐ働いてお金を貰う方を選びました。その意思を窓口に伝えた際、失業保険の不正受給を未然に防ぐために再就職が決まったら速やかに連絡するようにと注意されたことを覚えています。

どのような理由でも自己都合退職は不利なことが多い

必要な手続きだったので提出するための書類の作成を行い、雇用保険受給者説明会にも参加しました。制限期間の三か月の間に再就職先が見つからない可能性もあったためです。幸運にも説明会を受けた数日後に希望条件通りの求人広告を見つけ、面接を経て再就職に成功しました。失業保険の支給を受ける前に働くことができましたが、自己都合の退職は金銭的に不利であると痛感したことは否定できません。

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