【失業保険の体験談4】短い在職期間の自己都合退職でも、失業保険を受給できた

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当サイトの読者の方からいただいた失業保険の体験談を紹介するシリーズ企画です。
今回はブラック企業を短期間で退職したけれど、失業保険を受給できた方の体験談です。

ブラック企業を半年間で退職

失業保険は2度受給したことがありますが、1度目は長く勤めた会社で退職理由も自己都合でしたので、会社から退職に追い込まれた2度目の受給についてお話します。退職時の年齢は41歳で、在職期間は半年間と短期間です。就職時の契約条件と実際の業務内容が違っていたこと、サービス残業の多さ、年下の取締役員らから嫌がらせに遭ったことなどが退職理由です。

過重労働を何とか証明して、短い在職期間での失業保険を受給

退職理由は名目上「一身上の都合」です。ただしこれでは、半年間の在職で失業保険を受給する資格がありません。失業保険を受給しない選択肢も考えたのですが、実際にはあまりにも理不尽な社内環境でしたので、せめて失業保険を受給したいとハローワークで交渉することにしました。

ハローワークで退職理由として記したのは、過重労働・社内でのイジメ・入社時の契約内容と業務内容が違っていたことです。このうち、ハローワークで認めてもらえたのは過重労働のみです。データで証明できれば認める可能性があるということでしたので、会社に提出していたタイムシートのコピーをハローワークに提出しました。もう辞めようと思い始めた頃から、タイムシートを会社から個人のメールアドレスに送っておいたのです。上長の認印なども付いたものです。退職した会社では月に数十時間をみなし残業としていて、基本的に残業代は付きません。しかし、その点はハローワークでは問題とされず、私がしていた毎月50時間ほどの残業を過重労働と認めてくれて失業保険を受給できることになりました。

年俸400万円の契約で入社したので、失業保険の受給額は最高額に近いものです。18万円程度を3ヶ月間受給しました。失業保険の金額には上限があり、1度目に受給したときはもっと高い年俸で働いていましたが、2度目の受給額と変わりありません。

私のように会社とトラブって退職した場合、失業保険の申請時に証明できるものがあるかないかで受給の可不可や受給の開始時期などが違ってきます。私も、初回の申請時には雇用保険の加入期間が短いことで受給が認められないところ、過重労働を証明すると粘って受給に至りました。

失業保険は簡単に受給を諦めないこと

失業保険は、頑張って会社に勤めて雇用保険を納めていた以上、受給する権利を追求することをおすすめします。申請時に一度NOと言われても、受給する方法を探ってできる限り努力したほうがいいです。失業保険を受給できれば退職した会社への不満も少しは和らぎ、その後の仕事選びにも注意できます。私は結局フリーランスになりましたが、失業保険受給中に職を探しながら会社で働くことについて冷静に考える機会ができました。

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