【失業保険の体験談5】1年間にわたる再就職活動を失業保険のおかげで乗り切れました

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当サイトの読者の方からいただいた失業保険の体験談を紹介するシリーズ企画です。
今回は再就職活動をかなり苦労された方の体験談です。

ブラック企業を退職後、なかなか再就職先が見つからなかった

私が大学を卒業後に就職をした会社は早出、残業は当たり前、休日返上で仕事をさせられることも多い所謂ブラック企業でした。過酷な労働が原因で体調を崩して数ヶ月の入院生活をする羽目になり、このままでは確実に寿命を縮めると危機を感じて退職を決断したのが29歳の時です。30歳を迎える前の再出発ではありましたが、すぐに仕事が見つかるわけでもなく、再就職ができるまでの約1年間を失業保険で食い繫ぎました。

失業保険の受給をした時に面倒臭いと感じたこと

転職活動を始めてすぐの時は30歳を前にしての転職ということもあり、すぐにでも仕事は見つかるだろうと考えていました。しかし、資格も技術もない人を雇ってくれる所は少なく、退職から再就職ができるまで結局1年近くも掛かってしまいました。思うように就職ができず貯金も底をつき始め、生活ができないことを理由に受給を決断したのは失業をしてから3ヶ月程経ってからです。

失業保険の申請をするために行動を起こし始め、最初に驚かされたのが手続きの面倒さです。お役所仕事だからとある程度覚悟はしていましたが、離職票や保険金を受け取る口座が確認できる書類など、事前に準備する物がたくさあります。どれか一つでも足りないと手続きができないので、家を出る前に確認をした方がいいです。

書類を提出したらそれで完了というわけではなく、雇用保険の受給に対する説明会なども受けて初めて認定を貰うことができます。説明会に掛かる時間は2時間弱といった所ですが、事前に決められている日程以外では受けることはできません。当然就職活動も行わなければいけないので、会社の面接日と重ならないようにスケジュールを調整する必要があります。

全ての手続きを終えて一安心と思いきや、これで終わりではありません。失業保険を継続して受給する人は4週間に1度、失業認定申告書等の書類をハローワークに提出することが義務付けられています。うっかり提出を忘れてしまうとお金を貰うことができなくなるので、私のように再就職までに時間が掛かりそうな人は気を付けてください。

場所や訪れるタイミングによって多少違いますが、混雑をしているとただ書類を提出するだけでも1時間以上待たされることも少なくありません。行く時は午前中など早い時間に行くことをお勧めします。

失業保険のおかげで無事に就職できました

失業保険は受給をするまでに手続きが多過ぎて面倒に感じることもありますが、ちゃんと申請をすれば問題なくお金を貰うことはできます。私自身、失業保険のおかげで1年という長い就職活動の期間を無事に乗り切ることができました。余計な心配をせずに就活に集中するためにも、受給の権利を持っている人は素直に利用することをお勧めします。

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