cocos2d-x 2.1.2より導入される「新しいマルチプラットフォーム開発環境構築方法」を一足先に開発バージョンで試しました。cocos2d-x 2.1.2が正式にリリースされるときには変更されている可能性があるので注意して下さい。リリース前に試したい方は、GitHubよりcocos2d-xをダウンロードして下さい。
下記解説は、インストールした開発バージョンのcocos2d-xのディレクトリ名を「cocos2d-2.1rc0-x-2.1.2」とリネームしています。

公式の解説はこちらにあります。
http://www.cocos2d-x.org/projects/cocos2d-x/wiki/How_to_create_a_multi-platform_project_in_one_command_line

create_project.pyについて

新しいツールは、

cocos2d-2.1rc0-x-2.1.2/tools/project-creator/create_project.py

にあります。拡張子が「py」ですので、実行にはpythonが必要です。最近のMacであればpythonは既にインストールされていると思います。
「create_project.py」のオプションは3つあります。
オプション
-project … プロジェクト名
-package … パッケージ名
-language … プログラミング言語(cpp, lua, javascript)

オプションは全て指定する必要があります。USAGEのサンプルには「-language」オプションを付けない使用例がありますが、エラーになります。
またプログラミング言語の指定により作成されるプラットフォームが変わります。

●cpp

ios
android
win32
mac
blackberry
linux
marmalade

●lua

ios
android
win32
blackberry
linux
marmalade

●javascript

ios
android
win32

プロジェクトの作成

それでは実行してみます。

$ cd
$ cd cocos2d-2.1rc0-x-2.1.2/tools/project-creator/
$ python create_project.py -project NyanCatch -package net.tks2.nyancatch -language cpp

実行すると、すぐに完了しました。正常な場合は、次のように表示されます。

create_project.py実行プロジェクトは、次のディレクトリに作成されました。

cocos2d-2.1rc0-x-2.1.2/projects/(Project Name)

プロジェクト名のディレクトリ以下は次のようになっています。

create_project.py実行後のプロジェクトディレクトリ

いつもの「Classes」「Resources」とは別に「proj.xxxx」があります。

iOSプロジェクトの確認

試しに「proj.ios」にあるiOS向けのプロジェクトを立ち上げてみます。

iOSプロジェクト

いつものHelloWorldクラスがあります。また「Box2D」と「chipmunk」も最初から入ってます。もちろん、コードを変更することなく実行することができます。

Androidプロジェクトの確認

次はAndroid向けのプロジェクトを見てみましょう。「proj.android」にある「build_native.sh」を実行します。Android NDKを環境変数に登録していれば、編集することなく無事にビルドが完了しました。
(Android NDKを環境変数に登録していない場合は、「build_native.sh」に「NDK_ROOT=”(path)”」を追記する必要があります。)

Androidプロジェクトのビルド

これはかなり便利なツールですね。
もうXcodeテンプレートのインストールやAndroid向けプロジェクトのパスを変更したりなどの作業を行わなくても良いですね。
正式リリースが楽しみです!